Nothing is difficult to those who have the will

エロゲとオルタナ。そんな感じ。ちょこちょこと書き綴っていこうと思います。

ART-SCHOOL見たさに突発的にap bank fes 2017に参加してきました。そして生産性のない愚痴へ。

カナリヤです。ap bank fes 2017のレポです。前半は参加までのグダグダ。セトリ云々は後半です。

 

 

 

ap bank fes参加までのグダグダ

もうふた月くらいあいも変わらずほぼ彼らしか聴いてないくらいにはガッツリとART-SCHOOLにハマってる僕ですが、こうなってくると無性に彼らの生音を、そしてライブパフォーマンスを肌で感じたくてしょうがないわけですよ。聴きたい、彼らのセッションを。聴きたい、木下理樹の振り絞るシャウトを。そして聴きたい。活舌悪いのにダンスブルな曲をあえてやっちゃうリッキーのグダグダっぷりを。

でも近くCDを出すわけでもない彼らのライブ(できれば近場)ってあるのかしら?あっても夏フェスといったデカいイベントかな?でもお財布事情的に、かつスケジュール的にも難しい。というか今更(7月下旬)チケット取ろうなんてこれも難しい話だよなぁ。
そんなことをグダグダ考えながらライブ情報調べてみると・・・


マジかよ!マジかよ木下理樹!!

というか湖畔公園って、無理しなくても行ける距離じゃないか!!
え、でもいくらなんでもこの時期にはチケット取れないんじゃ…余ってる!!これより後に開催されるロッキンは随分前にソールドアウトしてたのに!というかタイムテーブルの発表が開催1週間前ってなんだよ!

行くしかないだろうこれは!!!
(※購入する直前にチケット余ってる方から格安で譲っていただきました。この場をお借りして御礼申し上げます)

 

はい。だいぶ突発的ですが参加決定。

ap bank fes 2017のタイムスケジュールはこんな感じ。

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といっても行くのはART-SCHOOL出演予定の29日だけですが。

シャトルバスの往復チケットも無事購入し、いざフェスへ。

ちなみにぼっち参戦です。誘った友人曰く「29日ってドラクエ11出る日じゃん」とのこと。じゃ、じゃあしょうがないよね。ART-SCHOOLよりドラクエだよね、普通。

 ・・・一人フェス。

 

 

あいにくの大雨。そしてチケットの時間を間違える愚行

フェス前日は会社の飲み会という苦行を耐え抜きその日は死んだように眠る。翌日寝ぼけ眼の僕の目に飛び込んできたのは窓ガラスに容赦なく降りそそぐ大量の雨粒でした。こなくそ!と無理くりテンションを上げ、支度を終わらせ、コンビニ雨合羽を急遽購入してシャトルバス乗り場へ。

到着すると、そこには既に大挙して列をなした合羽&ポンチョ姿の同志諸君が。いそいそと僕も最後尾に並んでしばらく待ち。(ポンチョいいなー便利そうだな―)と自分のコンビニ合羽姿と見比べて、この頼りにならなそうな相棒で今日一日耐えなければならないことに若干の切なさを感じていると、列整理のスタッフのお姉さんがやってきて、

 

スタッフ「シャトルバスのチケット拝見させていただきます」

僕「あ、はい(チケットを手渡す)」

スタッフ「・・・あ、こちらお時間違いますね

僕「え」

スタッフ「こちら11時からのシャトルバスのチケットでして、現在案内させていただいているのが10時からのものになります」

僕「」

スタッフ「・・・お時間になったら改めてアナウンスいたしますので・・・(ゲラウ的な目線の動き)」

僕「・・・はい(スゴスゴ)」

シャトルバスの時間を間違えてチケットを買ってしまったことをここで気づくという失態。現在10時半。この時点でスケジュール的にぼくのりりっくのぼうよみにはどうやっても間に合わないことが確定。ああ・・・。

この後30分のろのろと進んでいく列を近くの軒下で見つめ続け、ようやく11時のシャトルバス案内へ。そこから更に30分間列に並び続けてやっとこさシャトルバスに乗り込むことに成功。うん、これ車とか電車で行くべきだったね。

 

 

前日から降る大雨でぬかるんだ湖畔公園。無残に散るなぜか履いてきてしまったスエード靴。ほぼミスチルファンで埋まる観客席。状況は最高、これより突撃する

バスに揺られ1時間。待ちに待った会場入り。結局着いたのは13時前。受付にてチケットを1日券用のリストバンドに交換してもらい、すぐさま田んぼ状態のステージへ。待ってろきのこ帝国。

以下はセトリ。間違ってたらすいません。

 

 

きのこ帝国
  1. 疾走
  2. 猫とアレルギー
  3. スカルプチャ
  4. 東京
  5. Donut


音源自体ぶっちゃけ「フェイクワールドワンダーランド」しか持ってないので1.疾走4.東京くらいしか知りませんでしたが、やっぱりいい。超シューゲイズ。かと思えばガツンと轟音を聴かせてくれちゃったりもする。油断ならない存在、それがきのこ帝国。この頃には雨も上がってたけどそれでも曇り空は相変わらずで湿り気に満ちた空気感。そんなしっとりとした会場の雰囲気に透明感のある女性ボーカルが本当に映えていたと思う。そうボーカル。ボーカルの佐藤千亜妃さん超可愛い(急にミーハー)。いやMV観てて可愛いのは知ってたけど、実物あんなに可愛かったのか。あとギターの方、ギターをギャリギャリ掻き鳴らすのなんかえらいかっこよかった。花柄ワンピースのパツキンってだけで「うっ」ってなったし、プレイがちょっと鬼気迫ってて二重に怖かったけど。

 


ART-SCHOOL
  1. ニーナの為に
  2. SWAN SONG
  3. 14SOULS
  4. スカートの色は青
  5. その指で
  6. あと10秒で
  7. FADE TO BLACK


今回のド本命。途中の「青空の下がこんなに似合わない僕らを呼んでくれてありがとうございます」という木下理樹のMCで会場から笑い声がチラホラと。1.ニーナの為にを初撃に持ってくるあたり確信犯だと思うけど。ちなみに僕はイントロのフレーズ聴いただけで発狂しそう、というかしました。初の生で1番好きな曲を1番最初に聴けるなんて・・・!(ビクンビクン)

本命とは言ったものの何分歴が浅いため、それほど彼らの曲を知り尽くしているわけではないわけで。突拍子もないのきたらどうしようと正直始まる前はビクビクもんだったんですけど、そこはフェス仕様というところでしょうか。割と有名どころ、かつ直球多めな構成。あー良かった。

曲調や歌詞がそこそこ(彼らにしては)明るめな2.SWAN SONGとか、原曲よりもだいぶカッティングがキレッキレかつブツ切り感のある単音気味になってたのが非常に印象的な3.14SOULS。ライブの良さってこういう「お?」っと思わせるアレンジにあると言っても過言ではないと思うんですよ。そしてトディことGt.戸高賢史氏曰く「ひたすらなんもねえとしか言わない歌」という雑なMCから始まる6.あと10秒でなど、疾走系サウンドを中心にしつつも5.その指でのようなファンクを混ぜてくるあたりさすが。と言ってもカップリング集の「Cemetery Gates」を出す際のファンアンケでもダントツで人気だったらしいし順当な選曲かもですが、2ndアルバム「PARADISE LOST」あたりで打ち出してきたファンク路線に新鮮さを覚えていたばかりだったので、ここで聴けたのはかなーり嬉しかったです。16ビートが気持ちいい。

そして新曲4.スカートの色は青にも触れておきます。無骨なイントロフレーズからのカッティングアルペジオは最早ARTのお家芸。その柔らかな空気感。それでいて張りつめたような冷たさを思わせるサウンドは初期を意識してのことでしょうか。初めて聴きましたが、いいぞいいぞ。

ラストはやっぱりガツン系。の勢いそのままに7.FADE TO BLACKを持ってくる。前曲から間を空けずにガツンとくるイントロが鳥肌モノ。調べるとライブでも締めに持ってくることが多いみたい。ヘドバンも納得です。

 あと始まる前のサウンドチェックにやたらと時間かけてたけど、その時にカップリング集にも収録されてたプールをやってくれたのすごい得した気分。バース部分だけだったけどART-SCHOOLはリハから全力を注ぐバンドと見た。

 

 

Mr.Children
  1. innocent world
  2. youthful days
  3. ニシエヒガシエ
  4. 君がいた夏
  5. Tomorrow never knows
  6. himawari
  7. エソラ
  8. シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~

おそらく大半の観客のお目当てであろう説明不要の国民的バンド。4.君がいた夏6.himawari以外は僕でも知ってる定番中の定番。前者はメジャーデビュー曲で、後者は最近出た新譜からだそうな。音源を持ってない僕ですらなんとなく歌えてしまうという事実に改めて彼らの存在の大きさを思い知る。

あとミスチルだけが会場を広く使い始めてびっくりした。与えられたステージでチマチマやってた他のバンドを一気に前座に追い詰めていくスタイル。

自分で埋め込んどいてなんだけど、桜井さんの面やばい。

 

 

Bank Band with LOVE PSYCHEDELICO
  1. LADY MADONNA 〜憂鬱なるスパイダー〜
  2. Might Fall In Love
  3. Last Smile

フェスの常連。フェスの猛者。LOVE PSYCHEDELICOがここで登場。一世を風靡したデリコの代表作1.LADY MADONNA3.Last Smileが聴けて大興奮。いまだ色褪せないこのキャッチーさ。個人的に日本語と英語の入り混じった歌ってなんか安易に思えてあまり好意的に聴けないんだけど彼らは別格。これでYour SongとかFree Worldもあったらえらいことになってたね。僕が。

こういう見方あんまりしたくないんだけど、この日のKUMIさんやたら扇情的過ぎて困った。特にOPでNAOKIさんがピロピロピッキングしてる後ろで両手を頭上に掲げてキレーな脇を見せつつズーっと腰振り続けて誘うような目線で観客席見つめてくるの。やめてよ、そういう目で見たことないよ!

2.Might Fall In Loveは新曲。7月に新譜が出てたみたい。精力的なベテランバンドってそれだけでかっこいいと思います。あれ、この曲サビの一節がサザンの愛の言霊に似てるような…?

 

Bank Band with TK from 凛として時雨
  1. 罪の宝石
  2. haze
  3. unravel

TKだ!生TKだ!!(興奮)アゴ髭似合ってないぞー!!!

観るの何気に初めてだったんだけど動画は結構漁っていたのであまり初めてという感覚はなくそこまで衝撃、と言えるほどのものではなかったのは確か。でもあの刹那的なハイトーンボイスを、音源そのままのあの狂気じみた雰囲気を今まさに生で感じられているんだなぁと改めて感慨に耽る。2.hazeが聴けてホントに嬉しい。「flowering」はホントに名盤だと思うんだ。


Bank Bandも悪いわけではなかったんだけど、まぁできればひなっちとかBOBOさんとか、音源収録メンツが集まったあの壮大さを生で味わってみたかったというのはないものねだり、贅沢というものかしら。

 

※以降のバンド・アーティストはあんまり興味が持てなかったので、もとい疲れたのでバスが混まないうちに帰ってきました。

ありがとう、ap bank fes!

 

 

生産性のない愚痴

終わりに、感じてしまった溝みたいなものを吐露させてもらえれば。

一般的にフェスってものすごく特別な空間だと思うんですよね。そこまで何回も行ったことがあるわけではないんですが、いざ足を踏み入れてしまえば常にどこかで音楽が鳴っている、観客・アーティスト各々が思い思いに音楽を愉しみ、味わっている。そこには様々なジャンルの音楽が混在していて、そこにあるはずの越えられない壁とか個人的価値観みたいなものがその時ばかりはゆるーくいなされてしまう。流されてしまう。「まぁいいじゃんいいじゃん、楽しければ」という雰囲気に酔ってしまうことを許されるというか許してしまうというか、異文化交流バンザイというか。その雰囲気の非日常さってやっぱり魅力的に思えてしまうんです。

僕がART-SCHOOL見たさにこのap bank fesに参加したのは先述の通りです。そのART-SCHOOLは僕の期待以上のパフォーマンスを見せつけてくれたしそのこと自体は非常に満足しています。でも個人的にもやっとしてしまったのが、僕がノリノリでヘドバンしてる傍でまったく微動だにしない観客が非常に多かったこと。僕はステージ正面からだいたい10列目あたりにいたんですが、そこから見ていた限り、彼らの音楽になんらかの反応を示していたのは多分10人もいなかったように思えます。

まぁフェスにはありがちなんですけど、例えば絶対に観たいバンドがいてできるだけ近い位置から観たいなーと思ったら、その前に演奏するバンドにひとつも興味がなかろうと席を確保するために並んで、容赦ない言い方すれば我慢して聴くわけですよ。興味のない歌を。

あの時のART-SCHOOLの出番中はミスチルの1個前ということもありそういう雰囲気を周囲からありありと感じられました。というか露骨にミスチルのライブTを着た少年少女が「(おそらくはミスチルのことだと思われる)次だよね?」「うん次」みたいな会話していたのも聞こえてきましたしね。

 

別に彼らが悪だと論じたいわけではないんです。というか悪なわけがない。だってしょうがないんです、興味がないんだから。僕だってゲスの極み乙女聴かずに途中で帰ってますし。無理くり聴かせるのが「音楽」だとは僕も思いません。でも今回はその観衆の声があまりにも大きな力を持っているように、そして目の前に広がるミスチルのライブTを着た彼らのいる光景がやけに現実を突き付けてくるように感じられてしまいました。

誤解してほしくないのは「ミスチルファンはクソだ!」とか「ART-SCHOOLの良さを理解できないなんて生きる価値なし!」とか全く思ってないんですよ。マジで。

むしろミスチルのポップさに、その陽性さに、盛り上がる聴衆達に、「あぁ、ART-SCHOOLはなんて陰湿な要素満載なんだろう」っていう分かり切った事実を見せつけられたといいますか。過去知人に「お前なんでこんな暗いバンド好きなの?」って言われたの思い出して、改めて同じセリフをもう一回言われたみたいで一人で勝手にへこんでました。でも好きなんですよ。なんかごめんなさい。生きててごめんなさい。

 

実のところART-SCHOOLを聴いた後、ミスチルファンが押し寄せてくる前に僕はステージから一旦離れました。果たしてミスチルを彼らと同じ熱量でもって受け止められるかまったくもって自信がなかったからです。

ミスチルに対しての熱量を持ち合わせていない僕にとってステージを離れる行動は自然発生的なもので、そこには悪意という仄暗い感情はありません。けれどその行動は周囲にはまるで理解できないものに映ったでしょうし、そう思われることも僕は十分に理解していました。だけどそうせざるを得ませんでした。このフェスの肝とも言えるミスチルに対してあえて背を向けることは周囲のミスチルファンに冷水を浴びせる行為に等しいことだとしても。…自意識過剰すぎるかな。

 

僕と同様にステージを離れる人はいました。ほんの数人でしたけど。僕らはその瞬間おそらく似たような感情を共有していたんじゃないかなぁと勝手に思っています。いわゆる居心地の悪さってやつです。

 

あえてこんな失礼な書き方をしますが、僕にとってのミスチル

ミスチルファンにとってのきのこ帝国だし、

ミスチルファンにとってのLOVE PSYCHEDELICOだし、

ミスチルファンにとってのTKだし、

ミスチルファンにとってのART-SCHOOLでしかありませんでした。

そこにはマイナスの感情なんて一切ないフラットなもの、のはずです。でもそのフラットさは少なくともあの空間では異質と断じられてもおかしくないもので、まさにミスチルが会場に姿を表した瞬間の、歓声と共に観衆が一つになったような雰囲気は僕にとってあまりにも眩しく、そして居た堪れないものでした。

 

 

ちょっと調べたらMr.Childrenって2年前の36か所公演で計75万人も動員してたんですね。

普段「武道館でライブ!1万人!」ってだけで「すげー!」って騒いでる僕からしたらとんでもないバンドだなって改めて思うんですよね。いや武道館でやるって十分すごいことのはずなんですけど、もうそういう次元の存在じゃないんだなと。そりゃおんなじステージに立ったら霞んじゃいますわ。

世間でいうモンスターバンドってやつはフェスというカオスめいた異次元空間ですら容易く呑み込んでしまう、その影響力の凄まじさをまじまじと思い知りました。

今回はART-SCHOOL見たさに突発的に参加したものの次回あっても多分行かないんじゃないかなぁ…。楽しかった、と自信を持って言えますけど終わってみればなんか色々打ちのめされた、そんな感じの一日でした。

 

 

…次ART-SCHOOL観るときはワンマンのときにしよう。