Nothing is difficult to those who have the will

エロゲとオルタナ。そんな感じ。ちょこちょこと書き綴っていこうと思います。

僕とキミとお月様

お久しぶりでございます。カナリヤです。半年ぶりの更新て、ひくわー。

本日はちょっとばかり幼いことを言いたくなりました。
 
先日、僕の敬愛するアーティストを好きな方とたまたまお話する機会があり、少しの時間でしたがその手の話題で盛り上がりました。
やれ今度のアルバムはどうだ、ライヴはどうだ、ベースは当分この体制でいくのか…etcetc…
好きな人にしか分からない、通じないマニアックなトークはどうしたってテンションを揺さぶってくるものです。
そんな楽しい会話の端々に時折混ざってくる、相手からの仄暗い感情。スルーしようにもどうにも頭にこびりついて離れません。それは他ジャンル・ミュージックへのかすかな嫌悪感です。
 

 

 

他ジャンルというよりは今現在の音楽シーンへの漠然とした不満と言った方が伝わりやすいのかもしれません。音楽というもの自体が大衆にとってキラーコンテンツになり難い時代の中で、業界そのものがライトな方向に流れざるをえなくなり、毎日のように量産されるポップ・ミュージック。そうした現状に対して当たり前のように罵り、見下し、軽んじる。そうであるという前提がおかしなことでもなんでもないとでも言いたげな、さも時候の挨拶かのように挟み込んでくるその様は、とても恐ろしい光景を自分は目の当たりにしているのではないか、そんな風に思いました。
 
いやこちらが勝手に感じとってしまっただけで、本人はそんなことを微塵も思っていないのかもしれません。また仮に思っていたとしてもそれを咎めよう、戒めようということではないんです。なぜならそれはそもそも僕自身が無意識下で常に感じていることだからです。
 
オルタナティヴ・ミュージックというものがその時代時代の流行音楽の、いわばカウンターミュージック的役割を担っているという(あくまで僕自身がしっくりくる)定義のまま認識するのなら、僕の音楽に対するアプローチもそれの影響を受けてると言っても過言ではありません。
僕だってオルタナ・ロックを敬愛するというスタンスを公言している以上、口に出してはいなくとも、世に蔓延るインスタントな音楽を軽視していることとそれは同義だと言われても否定はできないからです。
 
先ほど僕は「ポップ・ミュージックを軽視することを当然だとする風潮は危険な思考ではないか」というようなことを書きましたが、それはとある動画を目にしたことが一つの契機になっています。
当時話題になりましたから、ご存知の方も多いかと思います。
THE COLLECTORS真心ブラザーズ怒髪天など錚々たるメンバーが終結したこの動画。元は高校球児を応援するべく、開会式の入場行進曲に選ばれた「恋するフォーチュンクッキー」のRock Musician Ver.を製作されたとのこと。
当時の僕としては、「ロックミュージシャンの重鎮たちが揃いも揃ってなぜこんな真似を…?」と存在を知っただけで衝撃を受けたものですが、いい歳したおっさん達がカモンカモンカモンカモンベイべーとキャッキャしながらノリノリで踊ってる絵面の、そのあまりのシュールさに違和感もなんのそのでゲラゲラと笑ってしまい、そうして彼らの音楽へのアプローチは必ずしもすべからくアーティスト然としたものではないということをまざまざと見せつけられることにもなりました。
それと同時に自分の中で凝り固まってしまった価値観がアーティスト達の音楽との向き合い方とは大きくかけ離れた、ひどく醜悪なものとなってしまったのではないか、そんな疑問を生み出す結果にもなりました。
 
the pillows 山中さわおさんは雑誌のインタビューにて、こんな発言をしています。
「アー ティストって呼ばれることに、いつもピンとこないの。(省略)苦しんでたけどそれは、自分の立っている場所とかさ、周りに求めてた理解されたい気持ちとか なんだよ。基本は俺、バンドとライヴハウスが大好きなだけでさ。もっと極端なこと言うとさ『あれ、俺ってオルタナ好きだったっけ?』って言いたいぐらい 笑」 ——音楽と人 2016年4月号——
 
当たり前ですけど何かを好む、ということは何かを嫌うことに相反しています。だからこそ深く追い求められたものもあるでしょう。けれどこうあるべきだ、こうでなくてはならない、とそんな自分の主義主張にがんじがらめになって得られたものは、得られたかもしれない何かを逃すことより尊いものなのだろうかと、そんな漠然とした考えが脳裏をよぎりました。
余計な荷物を置いて、先入観を拭い去って、塗り替えて、そうしてあっさりと物事を受け入れられるようになれれば…不思議とそんな気持ちがストンと胸に落ちてきました。
 
「飲みの席でのノリを、ノリで終わらせない姿勢こそがロックなのだ!」
 
確固たる信念を持つよりも、存分に自己矛盾の表出をしていくこと。それこそがロックンロールの真骨頂と言ってもいいのでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・ということで諸々を受け入れるべく、初めて自分から○代目J Soul Brothersなるものを聴いてみました。
 
 
 
…………………う、うーん、これは少し時間がかかるやもしれませんなぁ…